障害者の出会いと性

障害者の恋愛

恋愛とは障害があるかどうかは関係なく人間として当然起こりうる心の働きで、生活を豊かなものにすることが出来るものです。
先天性の重度障害者が恋愛感情を持つことによって本人は自らの障害を再認識でき、精神的な自立心を養うことが出来る機会となります。
また、恋愛が今後の人生を大きく変え、飛躍させる力となります。
しかし恋愛経験や社会経験の乏しい障害者においては問題となりうる場合もあり、人との接し方、距離感を知らないため、ボランティアの異性などに恋愛感情を抱き暴走してしまう人もいます。
ボランティアの側は相手を傷つけたくないという思いからはっきりと拒絶したりせず、曖昧な対応をしてしまうので、障害者本人も周囲の人間を問題を認識できずにお互いの傷が深くなってしまうのです。
日常生活に常に介助が必要なレベルの障害者は自己決定力に乏しい場合が多く、恋愛についての相談を出来る環境があまりないため、コミュニケーションの取り方や恋愛感情の表現方法が分からない。
結局のところ自分のところに来てくれる人、介助者やボランティアを恋愛対象として見てしまうのです。
中には早い段階で恋愛や結婚をあきらめてしまっている人もいます。
それは自分の社会性のなさや経済力のなさ、介助者なしでは生きていけないなど人それぞれ理由はありますが、非常に悲しいことではないでしょうか。
現在、福祉施設を利用している先天性の重度障害者の結婚成功率は男性でおよそ3%とあまりに少ない数字になっています。
これには女性側の家族の問題や、経済的な問題、周囲の偏見などが大きな要因となっています。
また、一番親密な関係である家族が障害者の性問題をタブーしてしまい、恋愛などの話題に触れたがらないこともあるようです。
このように障害者の恋愛には社会的にも本人にとっても乗り越えねばならない問題が多々ありますが、それを乗り越えるには全ての人が恋愛問題を特別視せず、当たり前のこと認識している社会を築くことを目指さねばなりません。
まずは健常者と障害者がお互いに理解しあうことが、本当のバリアフリー社会への第一歩だと考えます。

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